首都圏出発のスキーツアーは無数にありますが、バス、新幹線、飛行機といったごくごく一般的な交通手段とは別に、夜行列車でスキー場に向かうプランというのも存在しています。例えば、東武鉄道が主催している、スノーパル23:55というプランでは、専用夜行列車で深夜23:55分に浅草駅を出発、北千住、新越谷、春日部駅を経由したら一路会津高原方面のスキー場へひた走り、明朝6時に駅に到着、バスに乗り継いで7時にはゲレンデに到着します。朝食をとってすぐに、朝一番のパウダースノーを満喫することができるこのプランは、7,000円代から利用することができ、飛行機や新幹線の旅と比較するとお手頃です。更に、フットレスト付きの広々とした専用シートで、一晩ぐっすり休めるので、当日早朝発でバスや電車に揺られてゲレンデに到着する頃にはすっかり旅疲れしてしまう、というようなこともありません。
列車内は全席指定、女性専用車両の指定もあり、ブランケットやスリッパも準備されているという至れり尽くせりの装備で安心です。また、帰りの便を自由に指定できるので、ニーズに合わせて、滞在日数を設定でき、必要に応じて事前にリフト券やカーヴィングスキー、スノーボードのレンタル予約、更には宿泊先の予約も、ツアーならではの割安の価格で申し込みが可能です。ウィンタースポーツを目一杯楽しむことは勿論、普段なかなか乗る機会のない夜行列車という特別な交通手段を、冬のイベントとして取り入れてみるのも良い思い出になりそうです。
Be First to Comment